皮膚科

当院の
治療について

皮膚の病気は様々です。アトピー性皮膚炎のように遺伝素因が大きいもの、虫刺され、接触性皮膚炎のように外的要因がはっきりしているもの、蕁麻疹のように体質や外的要因が複合して発症するもの、ウイルス性疣贅、ひょうそなどのように感染が原因のもの、タコのように物理的刺激が要因するもの、実に多岐に渡ります。内臓疾患が潜んでいる場合もあります。

当院ではゼネラルクリニックとして、内的要因を念頭に置きながら、内服・外用による治療、冷凍凝固などの物理的治療、手術など患者さんのご希望を伺いながら最適な治療を提供いたします。

地域連携体制

診断の困難な場合、東大病院または虎の門病院に紹介いたします。東大皮膚科・佐藤伸一教授、虎ノ門皮膚科・林伸和部長ともに私の大学の同級生で、スムーズな連携ができます。

こんなことでお悩みでしたらご相談ください。

クリックすると、症状についての説明が見れます。

湿疹・皮膚炎

皮膚疾患の中で、おそらく一番多いものです。湿疹も皮膚炎も名称が異なるだけで全く同じものです。抗アレルギー剤の内服やステロイドの塗布が治療の中心になります。

皮脂欠乏性湿疹の場合は保湿や入浴時にこすらないこと、脂漏性皮膚炎の場合は、動物性脂肪を摂り過ぎないことなど、生活習慣の改善も有効な場合があります。遺伝的素因が疑われる場合や他のアレルギー疾患が合併している場合は、血液検査でアレルギーを調べることをお勧めする場合があります。

外傷・やけど

傷の処置は、長らく消毒して濡らさない、というものが基本でしたが、最近その常識が大きく変わりました。消毒は菌体のタンパクを破壊して増殖させないものですが、同時にせっかくできた再生上皮も破壊して傷の治癒を遅らせます。感染が心配な場合は抗生剤を内服して、消毒自体は実施しないことが基本です。一部縫合した切り傷などは消毒する例外はあります。
また、平成初期までは傷は濡らさずに乾かすことが正しいとされてきましたが、これも真逆で、湿潤環境を整えることが重要だと医学的に証明されました。当院では、患者さんにコストを説明しながら、湿潤環境を整える最適な被覆材を選択して、創傷の早期治癒を目指します。

アレルギー検査

「Viewアレルギー39検査」とは、アレルギー症状を起こしやすい39種類の「アレルギーの素」を調べる血液検査のセットです。
そもそもアレルギーとは、本来なら体を守るはずの免疫反応が、自分自身の細胞を敵と誤認識して攻撃してしまう反応を言います。
最近は、きれいすぎる生活環境と、とてもよい栄養状態のため、気管支ぜんそく・アレルギー性鼻炎(花粉症)・じんましんなど、アレルギー関連の病気にかかる人がたいへん増えて来ました。アレルギー性疾患は、もはや現代病の一つとも言えるのではないでしょうか。以下のうち、心当たりがひとつでもある方はアレルギーの可能性があります。この機会にアレルギー検査を受けてみるのをお勧めします。

なお、同検査については当クリニックでも行っております。お気軽にご相談ください。

主な症状

決まった季節に目の痒み・充血・くしゃみ・鼻水

食べ物を食べた後、腹痛や蕁麻疹がでる

掃除、衣替えなどをすると目の痒み・くしゃみ

息苦しいときがある(ゼイゼイ・ヒューヒュー)

動物を飼っているお宅に行くと調子が悪くなる

咳が8週間以上続くことがある

肌が乾燥しやすい・湿疹がでやすい・荒れやすい

家族にアレルギーの人がいる

ちょっとした刺激で肌が赤くなりやすい

にきび・水虫・いぼ

小児の皮膚疾患も頻度の高いものがたくさんあります。まず、小児は皮脂の分泌が成人に比べて少なく、皮脂欠乏性湿疹がよくみられます。水いぼも局所麻酔のテープを貼付した上で処置いたします。乳児ではおむつ皮膚炎、幼児・学童では頭ジラミの治療もお受けできます。トゲぬきも家庭では困難なことも多く、ぜひご相談ください。
夏季はかきむしりにより膿痂疹(とびひ)に発展する場合があり、注意が必要です。爪を短く切り、清潔に保ってください。この状態では、他のお子さんに伝染する可能性があり、患部を衣服やガーゼなどで覆う必要があります。

日帰り手術

巻き爪、粉瘤、脂肪腫などの日帰り手術、化膿した場合の皮膚切開に関しては、予約制でお受けしています。

腫瘍のサイズが大きく、局所麻酔では安全に対応できない場合は、基幹病院を紹介させていただく場合がございます。