内科

当院の
治療について

     

病気の原因は多くの場合、ひとつではありません。もちろん特定のウイルスなどに感染して発症することもありますが、体質、生活習慣、職業などが複合的に関与して発症するものもあります。内科的疾患だけでなく、肩こりの原因として高血圧が隠れていたり、坐骨神経痛の原因として、動脈硬化が隠れていたりすることもあります。

当院の治療について、診療科の枠を超えて、ひとりひとりの患者さんの背景に踏み込んで、総合的、包括的な治療を提案していきます。

地域連携体制

東大病院・三井記念病院とは密接に連携しています。当院の非常勤医にも両病院から来ていただいています。
胃癌・大腸癌など手術が必要な場合は適宜紹介させていただきます。往診が必要な場合は、タムス総合クリニック新小岩駅前に要請しています。
定期的な訪問診療を実施している患者さんは、夜間に状態が悪くなっても、当番医が往診する体制が整っています。手術をしない場合でも、長期療養が必要な場合、食事がとれないような場合は東京さくら病院にご紹介いたします。

こんなことでお悩みでしたらご相談ください。

クリックすると、症状についての説明が見れます。

生活習慣病

「食習慣・運動習慣・休養・喫煙・飲酒等の生活習慣が、その発症や進行に関与する疾患」とされています。生活習慣と関連する病気としては、高血圧・脂質異常症・心筋梗塞・狭心症・高尿酸血症・糖尿病(成人型)・アルコール性肝疾患・がん・歯周病などがあり、多くは自覚症状のないまま進行していきます。そのため、日ごろから特定健診をはじめとする各種健診を受けて体の変化を確認し、病気になる前に生活習慣を見直す必要があります。

胃・大腸内視鏡

空腹時に胃が痛む、食後に胃がもたれる、いつも便秘や下痢に悩む、など消化器の慢性疾患は誰にでも経験があるほど頻度の高い病気です。当院では適宜内視鏡検査を実施して、消化器病の緒量を提供します。また、日本人の死因の30パーセントは癌ですが、胃癌や大腸癌は癌の中の頻度でそれぞれ3位・2位です。ちなみに1位は肺癌です。
胃癌はピロリ菌を調べて除菌することで90パーセント以上防ぐことができます。また、大腸癌は発達が遅く、定期的に検査を実施すれば、ほぼ100パーセント防ぐことができます。当院では、かかりつけの患者さんが治るうちに癌を見つける、そもそも癌を発症させないことを念頭に内視鏡検査をお勧めしています。

感染症

風邪や胃腸炎などは頻度の高い感染症です。また。単なる風邪に見える場合でも、インフルエンザ、溶連菌感染症やマイコプラズマ肺炎など、対症療法ではなく、抗生剤や抗ウイルス剤が必要な場合もあります。当院では迅速診断キットによる早期診断・治療を提供します。さらに、咳が長引くケースでは、気管支喘息や逆流性食道炎が基礎疾患として潜んでいる場合もあります。
このような病気が疑われる場合は、適宜胸部レントゲン検査、スパイログラム、内視鏡などを勧めさせていただきます。

喘息・禁煙治療

気管支喘息は遺伝素因により、気管の粘膜が低気圧やたばこの煙・花粉の刺激などにより過敏に反応し、気管の内径を狭くして呼吸が苦しくなる病気です。COPDは慢性閉塞性肺疾患の略で、喫煙などの影響により、肺の組織が固くなって呼吸が苦しくなる病気です。
どちらも、内服治療のほかに、こまめな掃除や換気、副流煙による受動的なものを含む禁煙、十分な飲水、適度の運動などにより、よい状態を保つことができます。また当院では、内服治療による禁煙外来も適宜案内しています。残念ながら錦糸町は喫煙率の高い街です。禁煙は肺や気管支だけでなく、血管を保護する役割もあります。心筋梗塞や脳梗塞の発症予防にも有効です。